興味度と貴重性は必ずしも比例するものではない
先日の日高山脈探索では、本命のヒダカチビゴミムシの他にも珍なる者を見つけることができた。珍と言っても、オオルリオサムシのように綺麗な光沢があったり、ダイコクコガネのように魅力的な角があったりせず、いわゆる地味な部類なので興味の有無に関しては人それぞれ。虫屋さんでも興味のある人は少ない、そんなキワモノ的昆虫。アイヌミズギワゴミムシ Bembidion...
View Articleネコのブツより遥かに大きい
何気に山地の林内に転がっていた朽木をひっくり返してみたら4年ぶりにあのお方と遭遇。ヤマナメクジ Meghimatium fruhstorferi 本州産は20cm近くのサイズがいるらしいが、北海道で見かける個体は10cmくらいまでしか見たことがない。写真の個体も10cm未満で、全開で伸びても10cmを越えるかどうか・・・なのでMeghimatium fruhstorferi...
View Article比較対照の重要性
標本を並べてみて、ふと気付いた。左:ムイネチビゴミムシ Epaphiopsis (Epaphiama) brevis rectilobata右:ニセコチビゴミムシ Epaphiopsis (Epaphiama) brevis...
View Article珍客どこからくるの?
わたしは札幌市の住宅地に住んでいる。付近に山や森林はない。木々がある場所と言えば、ちょっとした公園くらい。夏になると外灯に蛾やコガネムシがわらわら集まってくるが、なんで住宅地に?という珍客もやってくる。オオクロカミキリ Megasemum...
View Article雲海が見える山で雲紋を見る
山地で盛夏に発生する陳腐ハナカミキリ類が集まる花をただただ眺めていたら、見慣れぬモノが視界に入った。ウンモンテントウ Anatis halonis恥ずかしながら初見のような気がする。もしかすると見てはいるが脳がスルーしてきたのかもしれない。少しはテントウムシにも注目しないと。ウンモンテントウは珍種ではないが、生態がイマイチ分からないらしい。
View Article個性を生かすと魅力的
ある湖付近を探索した際に見つけた珍でない面々。でも、それぞれ捨て置けない個性(?)がある面々。ハギツツハムシ Pachybrachis eruditusヤナギの若枝で見つけた。このハムシ、斑紋に変異があるのは知っていたが、こんなに美しい種だっただろうか?・・・そうか、普通に見かけるハムシだけど、しっかりと見ていなかった種らしい。今まで失礼なことをした。フタキボシゾウムシ Lepyrus...
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