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Channel: 探索・採集・飼育みたいな雑記的記録
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本日はポイント3倍です(ウソ)

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ダイミョウアトキリゴミムシとモモグロダイミョウゴミムシを探しに某側溝へ。
この2種は6年前に撮影済みであるが、前のカメラで撮影したため画質的に納得がいかなかった。
微熱は続いているが、探索リハビリに丁度いい。
「いいから黙って寝てろ!」と言われそうだが、探索は一番の特攻・・・いや特効薬。


某側溝
かつては「トラップいらずのオサムシホイホイ」A級物件であったこの側溝も、今ではすっかり荒れ果て廃墟状態。オサムシが落ちそうな場所はほんの一部残るのみ。
栄枯盛衰・・・
付近の環境次第ではあるが、一部のゴミムシに関してはまだ期待できる側溝ではある。
それが今回目的の2種。


目的のゴミムシが好む側溝内の環境は、日当たりがよく、落ち葉溜まりがあり、その下は湿っておらず、少しの土も堆積していない場所。


いたいた・・・ダイミョウアトキリゴミムシ Cymindis daimio
美麗種とまではいかないが、特徴的な斑紋と青藍色の光沢がある。
上翅にはTSUTAYA的なロゴがあるので、もしかするとTポイントが付くのかもしれない。(はい?)
本州では個体数が少なく、絶滅危惧種に指定されている県もあるが、北海道では比較的多く見られる。
この側溝でも狭い範囲で10個体以上確認できた。
ただ忙しなく歩き回り、撮影させてくれる機会を与えてくれない。
落ち葉の下に隠れたのを確認し、そっと落ち葉をめくっても既にその姿はなしというのもしばしば。
側溝側面も苦も無く上ることができるので、もたもたしていると側溝外に逃げられてしまう。


照明をうまく当てれば、綺麗に光沢が映えてくれる。
美しく撮影できれば更にTポイントが3倍になる(んなわけない)

そういえば今回「モモグロちゃん(モモグロダイミョウアトキリゴミムシ)」が全く出てこなかった。
そもそもこの2種、別種扱いになったり、同種扱いになったり・・・どっちだよ!
学名というのは、生き物につけられた世界共通の名称、いわゆる世界基準。
とても重要で便利なものだが、所詮人間の都合でつけられたもの。
諸事情により後から分類が変更されたり、研究者によって見解が異なったり、流動的なものなので、わたしの様な中途半端な人間はよく振り回される。
学名に関しては深く考えない方がいいんだよ。たぶん。


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