妖怪ウォッチに夢中で昆虫に興味がなかった甥っ子が最近虫捕りを始めたらしい。
まだまだ初心者で、近所に飛んでいる蝶やトンボを捕まえる程度のレベル。
お盆に里帰りした際、日程が合わず会えない予定だったが、妹夫婦が1日帰省をずらして会えることになった。
「天気は悪いけど行ってみるか?」と言うと「待ってました!」と甥っ子。
どうやら、わたしに虫捕りに連れてってもらう魂胆があったらしい。
20分ほど車を走らせ、パークゴルフ場内にある公園へ。
芝生もあるし、池もあるので、子供はそれなりに楽しめそうな自然環境。
メンバーは甥っ子(6歳と3歳)、義弟とわたしの4人。
百均で購入した網1本しか持っておらず、思った通り甥っ子同士で網の争奪戦が始まったので、わたしの補虫網を6歳の甥っ子に貸すことにした。
壊してもいいから、思いっきり振り回せと言ったが、6歳には少々重く、扱いづらそうだった。
まずはトノサマバッタを目標に頑張る甥っ子6歳
闇雲に追い回すので、飛んだバッタの着地地点にそっと近づき、すばやく網を被せる方法を教えたが、網を被せる位置が微妙にずれて失敗が続く。
こちらは甥っ子3歳と義弟組
網の構え方が様になっている。
アカトンボ類を狙っていたが、なかなか網に入らない。
転びながらも虫を追いかける姿がカワイイのですよ・・・
それでも徐々に捕まえられるようになった。上達が早い。
今度は池にいる大型トンボを狙う甥っ子。ヤル気満々。
池に飛んでいるのはルリボシヤンマで、飛行速度が速く、警戒心が強くてなかなか近づいてくれない。
勢い余って池にドボンされると困るので、小沢にいるオニヤンマに目標変更させる。
オニヤンマは小沢上を低空で徘徊し飛行速度も遅く、無茶な刺激さえしなければ、失敗しても直ぐに縄張りに戻ってくるので、ルリボシヤンマよりは捕獲難易度が低い。
甥っ子に動き回らず沢脇の1地点に待機させ、近づいてきた個体を狙えとレクチャー。
自分はそれを少し離れた位置でオニヤンマの動きを報告し指導。
見ているとオニヤンマの動きに網が追いついていないのでダメかな・・・と思っていたが、少し目を離していた間にしっかりとゲットしていた。
やるね~!
わたしが捕った大型のニホンザリガニを眺める甥っ子×2
恐くて触れないらしい。ふふふ・・・
恐いもの知らずなのか度胸は3歳の方があるかな。
いい経験になっただろうか。
小学生だったら夏休みの日記の題材に最適なんだけど、幼稚園児なのでそのような宿題はないらしい。(残念)
「旭川に行ったときに一番楽しかった事は?」の質問に「お兄ちゃん※と虫捕りした事」と後日談。嬉しいこと言ってくれるね~
今度はキリギリス、カブトムシ、クワガタ捕りに連れていって欲しいらしい。
生き物に興味を持ってくれた事にとても嬉しく感じる今日この頃。
ただ、わたしとしては甥っ子に虫屋になって欲しいとは思わない。生き物と接することで命の尊さや生き物への慈しみを学び、飼育することで責任感が芽生えてくれればそれでいい。
今後の2人の成長が楽しみである。(伯父バカ)
※ わたし(40代)は甥っ子に「お兄ちゃん」と言わせている。罪悪感有り(笑)
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希望の星
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