待ってた時間がもったいない。
ある目的で標高1000mほどの山林を探索。途中に針葉樹の伐採木があった。最近切られたようで新鮮だ。この日は天気もいい、気温も高いということで、絶好のカミキリ日和。カミキリ以外にも何か珍なる甲虫が飛来するかと期待して確認してみた。ムネアカアリモドキカッコウムシ Thanassimus...
View Article亜高山探索副産物
かれこれ2週間近く前の話になるが、とある亜高山帯を探索した。しかも霧雨の中、ヒグマが普通に出没する山を早朝登った。もちろん他の登山者はいない。アイヌチビヒサゴコメツキ Hypnoidus rivalis ainu小さいコメツキムシ、この場所で見かけなかったら気にも留めなかっただろう。石の下で一番見かけた昆虫であった。ヌタッカゾウムシ Trichalophus...
View Article雷雨の前に
先日、大雪山山麓を探索。途中、いきなり雷雨となり探索を切り上げ。目的達成できなかった。今年の夏の北海道は、やたら大雨多く、天気予報が晴れでも全く油断できない。しかも湿度が高いから蚊も多い。探索者泣かせの年だ。以下は短時間の探索で見かけた者たち。ヒメセスジスカシバ♀ Pennisetia...
View Article夏の湿原探索②
最近、休みの日を狙ってか、かなりの確率で悪天候になる。他の曜日が晴れているのが納得いかない。日頃の行いが悪いと言われたが、これに関しては肯定してもいい。霧雨や小雨ならなんとかできる探索もあるが、大雨警報とか洪水警報が出るとさすがにどうにもならない。思うように探索計画が進まないので、今シーズンは大した成果が得られていない。(以上、愚痴)アシボソネクイハムシ Donacia sparganii...
View Article高地基準
先日の亜高山探索で偶然見つけたクリソリーナ。高地に生息するクリソリーナと言ったらカワカミハムシとサメハダヨモギハムシだが全く違う。あっミヤマヨモギハムシとワタナベハムシも可能性がある。雌にはフック状の突起があったので、ミヤマヨモギハムシだろうと「仮扱い」にし、帰宅してから雄の交尾器を確認。やはり特徴からミヤマヨモギハムシであった。付近に食草あったっけ?ミヤマヨモギハムシ Chrysolina...
View Articleいいコメツキ
コメツキムシは地味なものしかいないとお嘆きの貴兄に。コメツキムシは何もひっくり返して跳ね上がるのをいたずらに楽しむだけではない。アオツヤハダコメツキ Mucromorphus miwai...
View ArticleResentment eater
ゲームの「弟切草」を夜電気を消してプレイし、すっかりビビッてしまった若き日の思い出・・・ゲームでのオトギリソウの花言葉は「復讐」だが、どうやら本当は異なるらしい。(ゲーム中の設定とはいえウソはいけないね)オトギリソウ花言葉は「恨み」とか「敵意」とか「秘密」とか・・・実に物騒だ。このオトギリソウに集まる「恨み」にとらわれた(?)クリソリーナがいる。クロルリハムシ Chrysolina...
View Articleゆがんだエゾ至上主義
北海道に生息する名前に「エゾ」の付くセミは、エゾハルゼミ・エゾゼミ、コエゾゼミ・アカエゾゼミ・エゾチッチゼミの5種。が、「エゾ」という名前が付くにもかかわらず、北海道のみに分布するセミは以下の1種のみ。他はエゾを語る偽物だ。(百歩譲って北方系のコエゾゼミは大目に見てもいい)←何様?エゾチッチゼミ Kosemia...
View Article秋祭り前夜祭
まだ8月だけど秋です、奥さん。ススキですよ、奥さん。ヤママユですよ。ボロだけどいいんですか?奥さん。クスたんとかも出始めましたよ。どうします?奥さん。で、誰だよ奥さんって?
View Article手塩に天塩
昨年、天塩山地北部で採集したエゾガロアムシ幼虫。採集時撮影(昨年9月下旬)※ 体色は濃いが、成虫ではない。今年8月中旬、脱皮して亜成虫に。そして9月下旬に更に脱皮し羽化。成虫となった。亜成虫期間は約40日。今まで亜成虫を数個体飼育してきたが、平均すると1ヵ月。資料によるとガロアムシGalloisiana...
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