ある目的で湿地を徘徊。
今まで水生生物やオサ掘りで何回も訪れている場所だが、今回は別の目的だったので徘徊的探索は新鮮だった。
今年は湿地性のセスジアカガネオサムシが当たり年なのか、歩き回っている個体を複数確認。
ハッカハムシ成虫 Chrysolina exanthematica
晩秋のオサ掘りで土中や朽木中から越冬個体を出していたので生息しているのは知っていた。
ハッカ類に集まるハムシだが、この植物が何かは分からない。
葉のにおいを嗅いで確認してみたが、独特の香りはなかった。
こちらはハッカハムシ幼虫
このハッカ類と思われる植物になかなかの確率で幼虫か成虫がいたが、付いているのは1株に1個体のみだった。
途中、エゾシカの死骸を発見。
と言っても肉や骨はなく、毛の塊のみだった。
コブスジコガネ類いるかも・・・とあまり期待しないで探してみた。
ヘリトゲコブスジコガネ Trox mandli
3個体確認できたが、毛の下の地面は探していないので、もっといたかもしれない。
おそらく本種はコブスジコガネ類の中では採集難易度が低いのではないだろうか。
別の種類を見つけたいが、そんな都合よく死骸や糞、ペリットは見つからない。
イチモンジチョウ幼虫 Limenitis camilla japonica
北海道亜種らしい。
ハスカップ(クロミノウグイスカグラ)の葉上で見つけた。
幼虫はスイカズラ属の葉を食べる。
という事はハスカップはスイカズラ属なんだ~勉強になったよ。
もっと探索したかったが、途中で水分補給用のドリンクが無くなり、目的を達すること叶わず断念。
それでもなかなか楽しめた。
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湿地を歩く、ひたすら歩く
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