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Channel: 探索・採集・飼育みたいな雑記的記録
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ドロノキのゆりかご

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ある探索の帰り、時間があったのでちょっと寄り道探索。
いい環境(?)のドロノキを見つけた。
サメハダチョッキリいないかな。雨降ってるけど・・・


サメハダチョッキリの揺籃
珍ではないが、一発で目標達成できると実に気分がいい。
スゴイな自分とか思っちゃったりしたりする。


ちょっと失礼して中身を確認。
複数巻かれた葉の一番奥の葉には、複数の小さな卵が産み付けられてた。
揺籃はたくさんぶら下がっていたが、朝・雨・低温・風ありという絶望的な天気なので、成虫は1個体も見つけられなかった。
(少し揺籃を持ち帰った中に成虫が1個体紛れていた。)

後日・・・
天気は晴れ
揺籃がたくさんあったドロノキの葉は、成長して硬くなっており、揺籃作りのピークは去ってしまったようだった。探しても成虫も新しい揺籃も見つからなかった。
そこで揺籃作りに適した若葉のあるドロノキを探すことにした。

いいドロノキみっけ。
昨年の大雨で水に浸かってしまったのか、周辺のドロノキよりも葉の成長が遅い。
たぶん弱っている気がするが、探していたのはこれ。


サメハダチョッキリ Byctiscus (Byctiscus) rugosus
いるわいるわ・・・湧いて出る成虫ども。


9日後

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エゾヒメギフチョウ幼虫の観察に行ってきた。
前回の観察から9日後。
食草のオクエゾサイシンは、バッタの食痕がほとんどの葉にあり、前回どの株で確認したのか探すのに苦労した。
幼虫は順調に成長しており、体長は1cmを超えたくらい。
夢中でオクエゾサイシンの葉を食べていた。


毛深くなり、立派な毛虫に成長したが、側面には特徴の黄色斑紋が現れ、本種の幼虫であることに誤魔化しようがなくなった。
これは警戒色なのかお洒落なのか?


脱皮殻あるよ。
これから1週間おきに観察するとして、最終的に落ち葉下の蛹を見つけることができるか。

早春掘削体験

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エゾガロアムシ記載産地にてサンプル採集。
夏には枯れ沢だった場所には雪解け水が流れ、周辺には残雪も多い。
カタクリやエゾエンゴサクどころか、フキノトウがちらほら状態。
平地では初夏だというのに、ここはまだ早春。


生息地
枯れ沢の時は楽に遡上できたが、今回、薄くて崩落しそうな残雪や水深が深い場所を迂回しながら遡上したので疲れた。

火山灰と軽石なので、掘削は極めて楽。



何故かこの場所、雄の割合が雌より高い。
いろんな場所でエゾガロアムシを掘り出したが、そのような場所はここしかない。



ここは生息数が安定しているが、掘れる場所が小規模なので、枯渇しないよう今後採集するのは控えよう。
(環境から自分が掘れない場所にも多く生息しているとは思うが・・・)

21日後

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少しばかり間が空いてしまったが、エゾヒメギフチョウの幼虫観察。
最初の観察から21日後。

オクエゾサイシンのバッタ食害が激しく、幼虫の食痕を探すのは無理。
前回、見つけたと思われる場所の葉を念入りに確認してみるも、全然見つからない。


やっと見つけたのがこの幼虫。
地面にいたが、蛹化前という訳ではなく、わたしが「わさわさ」したから葉から落ちたのだろう。

それにしても他の幼虫はどこにいったのだろうか・・・
いと悲し。


体長25mmほど。
そろそろ蛹化かね。


お怒りモード発動

29日後

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丸まった落ち葉。
糸で固定されているとはいえ、丈夫な作りではなく、触ると簡単に切れる。
その中には・・・


エゾヒメギフチョウの蛹が鎮座しておられた。
思いの外、小さく、体長は17mm


上面
あまり言いたくないが、汚い蛹だ。
美しい蝶になるための代償は大きい。ここは我慢の時(?)


正面
あまり言いたくないが、化け物だ。
気持ち悪がられたり、罵声を浴びても、耐えるしかない。ガンバレ!

この蛹を野外で見つけるのは容易な事ではない。必用なのは運と根気。
無数に落ちている落ち葉からこれを探し出すことができるのは、探索神に祝福されている者のみ・・・と思っている。
簡単な方法は幼虫を飼育すればいい。これは段違いに難易度が低い。

アヤシイ珍

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とある山地で見つけた土場にて、見知らぬ昆虫を複数確認。
なんだこれ?ツツシンクイの仲間か?
写真上の個体は雌で触角は鋸歯状だが、雄の触角は櫛状となっていたので、クシヒゲツツシンクイだろうと思ったり。
雄は稀のはずだけど普通に見かけた・・・アヤシイぞ。
帰宅して調べてみよう。


左が♂で、右が♀(後肢は欠損)
ん?前胸背板の形状がツツシンクイでない。というかコメツキムシ風だ。
でも「跳ね上がり」という特殊能力を発動できないみたい・・・アヤシイぞ。
調べた結果
ホソナガコメツキダマシ Isorhipis foveata
であった・・・和名の通り、まんまと騙された。


トゲクロツツキクイゾウムシ Magdalis (Odontomagdalis) carbonaria
ホソナガコメツキダマシがいた土場で1個体のみ見つけた。
稀らしいがホントかね。
体長は4.4~5.6mmらしいが、この個体は6.5mmくらいであったところがアヤシイぞ。

6~7月は探索に一番楽しめる時期。
それなのに休みの度に天気が悪かったり、探索できても成果が得られない日が続いており、ちっとも充実できない。
なにか重要なイベントをやり残していて、フラグが立っていないのだろうか?

アカイヤマノボレ

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おじさん、まだ今シーズンちっとも探索結果出せてないじゃん。
と、エゾシカに小馬鹿にされるという被害妄想な今日この頃。
先日に新調した登山靴の調子確認と、ある目的のための体力調整の意味も込めて、某高山に登山。


この日は快晴で気温も高く、高山探索には最適日和。登山者も多い。
しかし高山蝶はたくさん飛んでいるものの、暖かいためか元気に飛び回り、止まる気配なし。
高山蝶が目的ではないが、ちょっと残念。


ダイセツタカネヒカゲ Oeneis melissa
高山蝶でなければ、地味で、蛾っぽくて、魅力度0
その割に自己主張が強く(?)、近づいた他の蝶を執拗に追い払うので、はっきり言って厄介者だ。


ウスバキチョウ Parnassius eversmanni
時期が少し遅かったのか、翅はすっかり擦れてしまった個体ばかり。


ウスバキチョウの幼虫
コマクサが大好きだって。
でもこの幼虫、なんか元気ないので病院に行くことを勧めておいた。


ダイセツドクガの幼虫
幼虫はよく見るが成虫は見たことがない。


雪渓を上から見下ろす。
帰りは全裸で滑り降り、山ガールに貧相な体を見せつけトラウマにするのが自分流(ウソ)
というか、年配の人ばかりで、ガールなんていなかったよ・・・

続く。

アカイヤマノボレ2

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標高を上げるにつれ、風が強くなり、寒い・・・
わたしは耐寒レベルが低いので致命的だ。


ミヤマヒラタコメツキ Mosotalesus impressus sachalinensis
亜高山~高山帯のガレ場で見られるコメツキムシ。
ちょくちょく見かけるが、見つけようと思って探すとなかなか見つからないタイプだろう。


カワカミハムシ Chrysolina nikolskyi
食草のウスユキトウヒレンがまだ小さく、発生していないと思ったが、日が昇るにつれ、どんどん現れた。
登山道にも普通に歩いているので、登山者に踏まれてしまった個体もしばしば。
一応、北海道RDBでは希少種に指定されているが・・・なんで?


カワカミハムシの幼虫
食欲旺盛だ。


サメハダヨモギハムシ Chrysolina subcostata
今回、この子が見たかった。
なかなか食草の食痕を見つけられず手こずってしまった。
カワカミハムシと比較すると、分布範囲も狭く、個体数も少ない。
これも北海道RDBで希少種に指定されている。これには異論がない。


サメハダヨモギハムシの幼虫
イワブクロが好きなんだって。
ちなみに幼虫は卵胎生で産まれるらしい。

よしよし調子が出てきた。
とっとと帰るとしよう。


キモだめし探索

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とある探索で遊歩道を歩いでいたときの事。
入山前にあった人からヒグマの足跡らしきものがあるという注意を受けた。
一応確認したが遊歩道にはウッドチップが敷かれており、人なのかヒグマなのか判断できないので、注意しつつ入山した。(注意したところで運が悪けりゃ遭遇するけど)

しばらくして、歩幅やサイズから人ではなくヒグマの可能性が高くなってきた。
しかもヒグマが通ったのはついさっきっぽい。
遊歩道中央付近の足跡列がそれだが、進行方向が分からない。
ただ進むにつれ、足跡が明確になってきたので、さすがのわたしもビビリ度UP!


この痕跡・・・
まさか先程までここで休んでいたのでは?
(奥の2つが前足か?)
でかい・・・
よし!探索続行。


糞発見
これは古かった。

結局、ヒグマ遭遇はなし。よかったね。

エゾサン終了

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12年飼育していたエゾサンショウウオが☆になった。
ここ数日30℃以上続き、部屋の温度も相当上がったのが原因。
札幌にいたときは比較的涼しいトイレに移動させていたのだが、今回いろいろ多忙でそこまで頭が回らなかった。痛恨のミス。
今まで飼育してきた中で、最も長い期間飼育した生き物だった。(ネコより長い)
まだ数年生きる可能性があったので残念でならない。
自分の過失なので、しばらく落ち込みそう・・・

湿地探索灯台下暗し

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昨年の撮影目標としてニセヒラタネクイハムシとヒラシマミズクサハムシがあった。
ある湿地に2種生息していると思われる場所があり、前者の方は難なく撮影できたのだが、後者がうまくいかなかった。
今年も同じ場所を探したが見つけることができず、不本意ながら数ヶ所の湿地を巡ることになってしまった。

美しい景色の高層湿原


カオジロトンボ Leucorrhinia dubia orientalis
ルリボシヤンマ系のヤンマの脱皮殻はたくさん見られたが、何故か全く飛んでいなかった。
多数のカオジロトンボと少数のエゾトンボ類とイトトンボ類は普通に飛んでいたんだが・・・。


モウセンゴケに捕まったカオジロトンボがちらほら。
捕まっている個体は雌ばかり。
どうやら産卵中に誤って、モウセンゴケに触れてしまったのだろう。
恩返しを期待して、逃がしてあげることにした。


ヒラシマミズクサハムシ Plateumaris hirashimai
道北~道東に分布しており、北海道RDBでは希少種に指定されている。
やっと見つけた。拍子抜けするくらいあっけなく。
ここの湿原はキヌツヤミズクサハムシ、アシボソネクイハムシ、キタヒラタネクイハムシが生息しているが、個体密度は意外に少ないので、本種が生息しているか不安であった。
しかし、ここの湿原では珍という訳ではなく、それなりに生息しているようだった。


採集して分かったこと。
他のミズクサハムシ類は捕まえると、逃げ回ったり、飛んだりするが、本種は動かない。
擬死とは少し違う気がする。
撮影しやすいので助かる。


スゲノハラジロヒメゾウムシ Limnobaris japonica
体長4mm程のゾウムシ。
スゲに普通に見られた。珍なるゾウムシじゃなかったので残念。


特徴は裏側が白色鱗片で覆われている。


風がある影響か蚊は寄ってこなかったが、アブがわたしを襲う。
強力蚊取り線香も虫除けも役に立たず。
写真のアブは処刑済み。
これからの時期、アブ対策が必至なのだが、どうすればいいか分からない。

「ふしぎ!?なんで!?ムシおもしろ超図鑑」 

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「ふしぎ!?なんで!?ムシおもしろ超図鑑」 
著者:柴田佳秀 出版:株式会社 西東社

出版にあたり、僅かですが画像提供をさせて頂きました。
児童書ではありますが、なかなか深い内容もあり、大人のわたしでも楽しめました。
わたしの知らない情報なんかもあったり、「ふむふむ・・・なるほど」と読んでしまいました。
定価も930円でページ数の割りに安いのもいいね。
昆虫に興味のあるお子様にぜひ!

汗マニア

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ある湿地にて。登山後に立ち寄ってみた。
池塘のヒツジグサが開花し、念願の「ヒツジグサwithアシボソネクイハムシ」の撮影ができた。


ここの湿原ではヒメシジミがちらほら確認できる。


ヒツジグサにも訪花


執拗にわたしに寄って来る。
どうやら登山後で汗がたっぷり染み込んだ服が目的で、蚊取り線香や虫除けをしているのにお構いなしだ。蚊は一切寄ってこなかったのに・・・
よほどわたしの汗(加齢臭プラス)がたまらんらしい。
確かに臭かった・・・(笑)


ヒメヨコジマナガハナアブ Temnostoma apiform
何気に撮影したおまけ

夏は登山そしてTUBE

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ある亜高山へ探索。
亜高山とは言え、高山系の生き物がギリギリ出会うことができる。(種は限られるが・・・)

アラコガネコメツキ Selatosomus gloriosus
コガネコメツキのデラックス版
初見ではないが、見つけるとニヤリとしてしまうコメツキ。
太陽光の下では一層輝きが増し、直視できないほど・・・んなわけない。
奥さん、アクセサリーにいかが?


アラメナガゴミムシ Pterostichus subrugosus
この子は見たいと思っていた。
北海道RDBでは、希少種に指定されている。
どれも同じに見える黒ゴミムシ類であるが、この子は上翅が「うねうね」なので、さすがに区別可能。
やっぱりこういう特徴がないと、いくら希少種でも魅力的でないね。


チシマオサムシ Carabus (Leptocarabus) kurilensis
高地に生息するため分布は限られるが、生息地での個体数は多い気がする。
いくつかの亜種に分かれ、写真の個体は亜種のラウスオサムシではないかと思う。
ちなみに亜種のダイセツオサムシは北海道RDBで希少種に指定されている。
左が♂、右が♀

これらは見たい種であったが、本命ではない。
やはり一筋縄ではいかないのぅ・・・
もう登山したくないよ(泣)


帰り道、目の前に鳥の雛が立ちはだかった。
何の雛だか分からないが、まだ飛べないらしい。
アオジの巣立ち雛のように、巣立ってもしばらくはまともに飛べないタイプなんだろうか?

捕まえられるはずはないと半分冗談で、そ~っと近づいて捕まえてみようとすると・・・
なんと簡単に捕まえてしまった。(逃げないのかい!)
さて問題。わたしはこの後、この雛をどうしたでしょうか?
①:捻りつぶした。
②:焼き鳥にして食べた。
③:近くの小川に沈めた。
④:恩返しを条件に逃がした。

丸いの?反ってるの?

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ある亜高山帯の水溜まりにて未見の虫を見つけた。
その水溜まりは雪渓から融けた水が流れ込む場所で規模は小さく浅い。
見た目からセスジガムシの一種だとは思ったが、種までは特定できないので持ち帰って調べてみることにした。

セスジガムシの一種 Helophorus sp.
体長は5.5mmほど
候補はセスジガムシとキタセスジガムシの2種


キタセスジガムシは上翅先端が尖り反り返り、セスジガムシは尖らず丸まるのが特徴。
写真の個体の上翅先端は完全に丸まっているわけではなく、微妙に張り出しているように見える。
どちらかと言えば、丸い方か・・・


側面から見ると、上翅先端が若干尖っており、反り返っているのが分かるが、顕著でない。
どちらかと言えば、反り返っている方か・・・

う~ん、曖昧過ぎて分からん。
どっち?それとも新種?
個人的にはキタセスジガムシに一票。


ヤナギで威嚇

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「お!やるのか?来るなら来い!」みたいなファイティングポーズ的威嚇。
シャチホコガ科の一種の幼虫。
ヤナギの葉にて。


長い2本の尻尾をハサミムシのようにブンブン振り回し威嚇。
そうか・・・幼虫時期の長い尻尾はこのように使うのか。
これもシャチホコガ科の一種の幼虫。
ヤナギの葉にて。


模範的な警戒色と奇抜な突起が衝撃的で、存在自体が威嚇だ。
ハンノケンモン Jocheaera alni の幼虫。
これもヤナギの葉にて。
資料にはヤナギは食草に含まれていなかったが、ヤナギも食べるらしい。

怪奇蟻食いウミウシ

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とある山地にて。
ちょっとした小規模の裸地の斜面で、何か珍なる者と会えないか石をひっくり返す作業を延々と行っていると・・・
アリの巣の中にアリスアブの一種の幼虫2個体現れた。
ハヤシクロヤマアリ(たぶん)に寄生しているので、トゲアリスアブではないかと思われるが自信はない。
右側の個体がこちらを向いている方が前側で、左側の個体で出べそのような突起(呼吸管)がある方が後側。
ウミウシを彷彿させるカワイイ姿であるが、アリにとっては幼虫を食べる怪物だ。

赤いハムシをねらえ!

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ポプラハムシ Chrysomela tremulae
国内では北海道のみに生息。
ドロノキハムシと酷似しており、食草も同じ。しかも混生しているのが紛らわしい事、山の如し。
ドロノキハムシよりほんの少し小型かな・・・というイメージ。

今まで、探索のサブ目的として探してきたが、連敗続きであった。
希少種でもないから、探す場所がずれていたのか?運が悪いのか?

食草に適した若いドロノキは河原などの荒地に多く、そのような場所を探しながらドロノキをひとつひとつ確認してきたが、昨年の大雨の影響で土砂が流れ込んで根こそぎ倒されたりしており好環境が少なかった。
それにしても昨年の大雨の被害は甚大で、今でも道内各地で爪痕を残している。
未だに通行止めとなっている道路が多く、目的の探索地に行けないことや行けたとしても環境がすっかり変わってしまった場所も・・・。探索計画も予定通りにいかない。


左が♂で、右が♀
ドロノキハムシとの違いは、前胸背部と雄の交尾器の形状。

このポプラハムシ、なぜか国内のネットでは画像も情報も皆無と言っていい。
ドロノキハムシは多いのに。相当人気がないらしい・・・

今シーズン撮影&採集目標としていたハムシは4種おり、ひとつは先日のヒラシマネクイハムシ、今回のポプラハムシ、そして最後の2種は???
3種目・・・これがなかなか見つからない。(4種目は運というか無理だと思っている)
さて何のハムシかね?


おまけ
ウズマキハムシ Chrysomela lapponica
札幌以外で初めて見つけた。しかもバッコヤナギではないヤナギにいた。
これも国内では北海道のみに生息する。

避暑地

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炎天下、キタキツネが木陰でお休み。


ははは、暑そうだね。

男たちの晩夏

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いつの間にかハネナガキリギリスが鳴く時期になった。
ほとんどは草藪の中にいるので、容易に捕獲や撮影はできないが、草が疎らで丈が低い場所でも鳴いている個体は意外にいる。
とは言え、安易に近づくと鳴きを止めるし、草の色と保護色になっているので、見つけるのはちょっと難しい。


見つけてしまえば、もうこっちのもの。
撮影も捕獲も容易。基本は手づかみ。
今回も探索しながら何気に数個体を手づかみしてリリース。
こんなことをしているからか、この夏の探索成果は乏しい。

むむ・・・もう秋が来る。

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