久々の休み。
そろそろ雪が積もってしまうので、今シーズン最後の掘削系探索を予定しておりましたが、札幌の天気予報は朝から雨。
ただ探索予定地は昼から天気が崩れるという予報・・・じゃ行きますか!
夕張市のとある沢に現地到着したのは午前6時半。
冬至の1ヶ月前ということを考慮して少し遅めに出発したのに、予想より空は暗かった。
もうヒグマは冬眠に入ったかな・・・
ここの沢を訪れるのは2年振り。
以前は砂防ダムを迂回して遡上したが、今回、ダム下に砂利が高く堆積しており、ダムの中央部から楽に乗り越えられることができた
沢自体は2年前と変わらず環境は良好。
以前にはなかった場所にガレ場や礫層が露出しており、新鮮な気持ちで探索でき、それほど遡上しなくても成果がありそう。
霜柱
水溜りが凍っていたので、おそらく氷点下なんでしょう。
冬用装備しているで防寒は問題ないはずだったが、長靴を履いたつま先が冷たかったのは盲点でした。
エゾガロアムシもそこそこ確認できたが、成虫はこの雄、1個体のみ。
体長は18mmで夕張山地産ではやや小型。
ズンドウメクラチビゴミムシ
記載産地なので「の一種」にしなくてもいいでしょう。
もう少し遡上するとたくさん出てくるポイントがあります(以前の話)。
今回は沢の下流域のためか個体数が少なく、掘り出すのに時間がかかった。
以下は興味深いイレギュラー。
ルリマルクビゴミムシ
まさか夕張山地にも生息しているとは。
分布していても不思議ではないか・・・
距離的には日高山脈の方が近いが日高亜種の特徴である赤紫色光沢はなく、石狩山地(大雪山系)基亜種の特徴である青藍色光沢がある。
これは基亜種なのか別亜種なのか?
ダイセツヌレチゴミムシ(の一種?)
ユウバリメクラミズギワゴミムシだと思って持ち帰り、帰宅してよく見ると複眼があったので勘違いに気づいた。
石狩山地(大雪山系)や北見山地以外に夕張山地北部(芦別市)でも確認しているが、南部の夕張市(夕張川以南)まで分布しているとは思わなかった。
もう少しこの辺りを調べ直したくなったので、次の休みに再探索しようかと思っております。
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ラストバトルの予定だったけど・・・
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