今、カタツムリが旬!!(個人的に)
というわけで、札幌市内の山地でカタツムリ探し。
薄暗い森の苔むした倒木の樹皮下から数種のカタツムリが出てきました。
落ち葉下や朽木下などの暗く湿った環境を好む種類なので、なかなか人目にはつかない種類ばかりです。
一番多かったのはパツラマイマイですが、よく見かける普通種なので割愛。
ヤマボタルガイ
カワニナ風な6mmほどの小さなカタツムリ
ハコダテヤマキサゴ
殻径は5mmほどで、触角の先端(目の部分)が丸く膨らまず、小触角も見当たらないため全然陸貝っぽくない。
海でこんな巻貝たくさん見かける。熱帯魚飼育で水草に付着してくるレッドラムズホーンスネールにも似ている。
他のカタツムリに比べて臆病なのか、少しの振動で体を引っ込めてしまい、一度引っ込めるとなかなか出てこない。
ちなみにハコダテ(函館)が和名にあるが、北海道以外にも東北(東北部)や佐渡島にも分布するらしい。
ハコダテヤマキサゴは原始的な陸貝で、一番の特徴は水棲の巻貝みたいに蓋があります。
だから陸貝っぽくないのか・・・。
こんな面白いカタツムリが札幌市内にいるなんて、今まで自分の視野がいかに狭かったのかを痛感しました。
クリイロベッコウ
最初、資料を探しても載っていなかったので、お手上げ状態になって、詳しい方に丸投げしそうになったカタツムリ。
上から見ると巻が多く、エゾキビガイやオオキビガイに似ているが・・・
横から見ると殻高は低いので、エゾキビガイやオオキビガイではない。
でも、同じベッコウマイマイ科ではないかと思い、科の種類をひとつひとつ確認して、クリイロベッコウに辿り着いた。
(同定には自信がありません)
巻が多いためか、本体はかなり伸びるようです。
札幌でもいろんな種類のカタツムリが生息しているのを確認できました。
実は小型種ならまだまだいるので、機会があったら探してみようかな。
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うずまきシンドローム
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