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Channel: 探索・採集・飼育みたいな雑記的記録
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側溝一掃、期待も一掃

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先日、旭川に帰省しました。
お墓参りの前に早朝からちょっと探索。

目的はこの辺りに生息するカタツムリの採集とアイヌキンオサムシ探し。


場所は旭川市の隣町の山地IBT(隠語)←またかよ。
ここは新しい側溝群が連なっているので、時期になるとオオルリオサムシやアイヌキンオサムシが入っていると期待していた場所。
今時期ならアイヌキンが入っているのではないかと・・・

しかし、前日にかなりの大雨が降り、側溝に大量の水が流れ込んだらしく、何もかもきれいさっぱり一掃されてしまっていた。
シデムシ、ゴミムシやカタツムリはもちろん、落葉すら落ちていない。
しばらくここは無理かな・・・

救いは目的のカタツムリが雨の効果で道路脇にたくさん確認できたこと。
ありがたやありがたや。


道路上で潰れたカタツムリを一心不乱に貪っていたオオキンナガゴミムシ
緑色を帯びた金属光沢が美しく輝いていたのが印象的。
このタイプのゴミムシを美しいと感じるなんて、黒ゴミが苦手なわたしにとって珍しいことです。
採集して標本に・・・と思ったくらい。(結局撮影のみ)


オニクワガタ
これが出てくると、そろそろ夏も終わり。
見ると寂しくなるクワガタ。
でも、斜め横から見た大顎は、北海道に生息するクワガタの中で一番カッコイイのであります。
成虫は何も食べなく短命なので、繁殖目的でないと飼育は無意味。


絶望的な側溝内にかかわらずオオルリオサムシ(亜種名:キタオオルリオサムシ)が1個体のみ徘徊しておりました。
おそらく、ついさっき入り込んだのだろう。
この辺りのルリオサは大型傾向で、この個体は35mm(大顎含む)であった。

どうせなら、アイヌキンが入って欲しかったが、側溝の現状からルリオサでも十分ありがたい。


「おじさん、朝早くから何してんの?暇なの?」
と、キタキツネが日向ぼっこをしながら冷ややかな視線でわたしを見ておりました。
・・・よし、そろそろ探索切り上げて墓参りに行こうかな。


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