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Channel: 探索・採集・飼育みたいな雑記的記録
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寄り道クリソリーナ

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日高方面へ遠征してきました。
移動距離が長いということもあり、途中の森林や林道へ寄り道し、クリソリーナ(ヨモギハムシ属)探しをしました。

群がるヤブカやアブを払いつつ、食草であるフキやハンゴンソウ、ミヤマアキノキリンソウなどを注意深く確認。
(種によって食草は違います)

チシマゾウムシ
アキタブキの葉裏に結構いました。
地味ですが個人的に好きなゾウムシ。
写真の個体はお食事中のようです。


ミヤマヨモギハムシのペア(交尾中)
葉に食痕があるミヤマアキノキリンソウを念入りに探してやっと発見。
葉の枯れた部分に隠れて行為に及んでいたので、見つけづらかった。


採集後のミヤマヨモギハムシ
この後、回収容器(フィルムケース)の蓋が途中で外れ、雄を落としてしまうという不祥事。
このままでは帰れないので、意地なって探した結果、なんとか別の雄を見つけ、場所移動。
予定以上の時間をここで費やしてしまった。
結局、ここで見つけたミヤマヨモギハムシは♂×2、♀×1の3個体のみ。

次は日高山脈の薄暗い沢脇の林道で、大量のシラミバエが群がる中、探索開始。
シラミバエは体に付くと肌をにじり回り、目や鼻、耳に容赦なく入り込んでくるので、落ち着いて探索ができない。
体型がマダニのように扁平なので、叩いても潰れないのが更に厄介。
(盛夏〜初秋がピーク)

アイヌヨモギハムシ
ミヤマアキノキリンソウ(葉上)とハンゴンソウ(花上)のそれぞれ見つけた。
ミヤマアキノキリンソウにいたので、ミヤマヨモギハムシかと思っていたが、帰宅して雄の交尾器を確認したらアイヌヨモギハムシだった。
本当は採集前に生態写真を撮影したかったが、シラミバエのせいで余裕なし。

左からアイヌヨモギハムシ♂♀、ミヤマヨモギハムシ♂♀
クリソリーナは金属光沢が強く、美しいですね。


殻の筋(成長肋?)が深く、波状になり、黒色帯も火焔彩型っぽくなっているエゾマイマイを見つけた。
今までに見たことのないタイプだが、珍しいのだろうか?


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