前回の記事内容から数時間前の話。
蝶が現れそうなA級物件のほとんどをオオイチモンジ黒化型狙いの蝶屋さん達に占有されてしまったわたしは、いじけて、予定にはなかったエゾハンミョウモドキを探してみることにしました。
スゲやコケがまばらに生える泥湿地
もちろん長靴着用必須です。
見た感じ、涼しげな風景ですが、日光を遮る場所がないので暑くて立っているだけで汗が噴き出てきます。
ここは自力で見つけた湿地で、滅多に人が入り込まない場所にあるのに、たまに人間の足跡がある。
しかも、あえて泥地を歩いているので釣り人ではなく、同類(エゾハンミョウモドキ目的)かもしれない。
探索開始早々ヒメハンミョウモドキ(略:ヒメハンモド)が現れました。
これがたくさん活発に活動していれば、エゾハンミョウモドキ(略:エゾハンモド)も期待できます。
ヒメハンモドはエゾハンモド登場の前座なのです。(ひどい扱い・・・)
ここまで鮮明な赤色のヒメハンモドは珍しい。
でも標本にすると色がくすんでしまいます。
エゾハンミョウモドキ
ようやく真打登場。
ヒメハンモドと比べ格段に個体密度が低いので、毎回、1個体採集できるかどうか・・・て感じの珍度です。
緑色の光沢が強く、ヒメハンモドにはない宝石的な輝き。
大げさではありますが、エメラルドにサファイアが散りばめられた感じ。
予定通りに進まない今回の探索ストレスが、これで帳消しになったかもしれない。
今回、あることに気付いた。
ヒメハンモドが直射日光の当たる泥地を歩き回るのに対して、エゾハンモドは木陰になった場所や草陰を好むのではないだろうか。
過去採集したエゾハンモドが全てそのような環境でした。
確認のため写真の日陰部分を探してみると、間もなく別の個体が現れたので、この説は正しいと確信。
今まで採集難易度が高いエゾハンモドだったが、これで少しは効率が上がるかもしれない。
でも、このような場所はやや探しづらく、日陰に入るとここぞとばかりに蚊の猛攻を受けます。
おまけ
珍しい(?)緑色のヒシバッタ
灰褐色で地味な個体ばかりではないようです。
バッタらしいです(バッタだけど・・・)
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やけくそ泥遊び
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