今シーズン撮影できるものは、多少忙しくとも来シーズンになるべく先送りしたくないものです。
特にそれが珍種でないならば、尚更です。
というわけで、カラフトセセリを撮影してきました。
カラフトセセリ
やっといい感じで撮影できました。
やはり発生元(移入地)であるTU町に近づけば、個体数は増えるようです。
他にコキマダラセセリとコチャバネセセリがいたが、本種が一番個体数が多かった。
ちなみに本種は外来種であり、原産地は北アメリカで、大陸から飛来もしくは牧草の移入とともにやってきたと言われ、現在生息範囲を徐々に拡大しているみたいです。
小型のセセリチョウではあるが、大型の在来セセリチョウを追い払ったりしていたので、駆逐されず、うまく北海道の環境に適応できているように見えた。
オオモンシロチョウのように北海道全域で見られるようになる日も近いかもしれない。
かわいいチョウなので応援したくなるが・・・
ヒメシジミ
ヒメシジミはかわいいね。
そういえば、高標高で採集し三角紙に入れたヒメシジミを1日冷凍庫保管して、翌日展羽しようと解凍したら、他のチョウは完全に凍って復活することはなかったのにヒメシジミは復活したことがあった。
寒さに強いのか、たまたま冷凍庫の冷気が当たらなかったのか?
ヒメウスバシロチョウ
時期はとうに過ぎましたが、まだ頑張っておりました。
札幌では襟巻の黄色い本種(ウスバシロチョウではない)が横行しているので、白い典型的なタイプを見かけると安心します。
今回、カラフトセセリを撮影するために、道路脇の草むらに入って接写させてもらったが、気がつくとズボンがマダニだらけ・・・
過去の探索に例を見ないくらいの付着っぷり!驚くことに車のボディにも付着。
しっかりと確認し除去してから車に乗り込んだつもりだったが、運転中に体をにじっている2匹発見。
運転中にマダニを見つける事ほど危ない事はないッスわ。
そして実家(旭川)に一時休憩中に2匹出没し、ただちに処刑。
もういないだろうと安心していたが、札幌に帰宅して、採集した昆虫を撮影していたら、お腹に違和感を感じ、触ってみるとなんと皮膚に突き刺さって齧っている1匹を発見・・・。
頭部を残さず引き抜くことができたがテンションは下がりました。
やはり帰宅したら風呂場で体中を確認し、衣服は即洗濯するのが鉄則です。
マダニが存在しなければ、どれだけ気持ちよく探索ができることか・・・
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原産地が北アメリカなのに、和名はカラフト
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