ちょっとガサってみたくなり、数年前に見つけた溜め池に行ってみた。
辺りはまだ深い雪で覆われており、池も一部しか解氷していなかった。
エゾサンもエゾアカも産卵していない。
この溜め池、すり鉢状で岸がないため急な斜面から踏ん張りながらガサするしかなく、油断すると滑ってそのままドボンしてしまう。
ドボンすると膝辺りまで一気に沈むので、長靴を履いていても無駄。
今回は初アクセスでいきなりドボンしたので、泣きたくなった。
ゲンゴロウモドキ♂ Dytiscus dauricus
普通種、念のために腹部の縞模様を確認するが、やはり普通種。
ゲンゴロウモドキ♀ Dytiscus dauricus
この池で見かける雌は深い条溝があるものばかりで、深い条溝のないタイプはいないか、極めて少ないと思われる。
雌の腹先には交尾栓が付着していた。
メススジゲンゴロウ♀ Acilius japonicus
数年ぶりに再会。
あれ?こんなに体長小さかったっけ?・・・と思ったくらい忘れてしまっていた。
できれば雄も久々に会いたかったが、全然網に入ってこなかった。
その他のゲンゴロウ類はエゾヒメゲンゴロウ×1のみ。
以前に比べ、ゲンゴロウを含む他の水生昆虫(ヤゴやオオコオイムシなど)の個体数が減少している。
さみしいのぅ・・・
水中で越冬中だったエゾアカガエル
前脚の親指に婚姻瘤が確認できるのでこの個体は雄。
この溜め池、もうガサする程の結果は期待できないかも・・・
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溜め池ノスタルジー
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