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Channel: 探索・採集・飼育みたいな雑記的記録
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天塩山地北部にて生息確認

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今回は天塩山地北部でのエゾガロアムシ新産地を探してみた。
昨年、天塩山地中東部にて生息確認済みなので、おそらくいるはず。


今回、探索した沢(標高:約50m)
雨天が続いたが、増水もなく安定した流れ。
なかなか良さげな環境で、モチベーションも上がる。


まずは試し掘りで、沢脇の斜面を掘ると、適度な空隙がある礫層が出てきた。
礫層内からマルクビゴミムシの一種がワラワラ出てくる。
林道に接した場所だったので、あまり期待できなかったが、掘って10分も経たない内に・・・


はい、出ました。エゾガロアムシ幼虫。一丁上がり!
体色は成虫の様な飴色だが、体長は小さく、脱皮が近い幼虫。
尾肢節数が8節に見えるので、7齢(終齢)だと思われるが、それだとかなり小型となる。
節が不明瞭なので6齢の可能性もあるが、それでも小さい気がする。
それにしてもここまで体色の濃い幼虫は初めて見たかもしれない。


複眼有り

これで天塩山地北部でも生息確認でき、目的は達成。
この後、しばらく掘ったが、追加個体を得ることはできなかった。
今回の目的は生息確認なので、1個体だけでも問題はない。
(本当のところ、成虫サンプルが欲しかったが・・・)

次回は天塩山地南部での探索を予定。
天塩山地中部以南は数年前に探索しているが、適した環境が全く見つからず、玉砕した経緯がある。
ただ天塩山地南部での生息確認は、更に南にある増毛山地と樺戸山地に生息している可能性に大きく左右する最重要拠点。なんとしても見つけ出したいところ。

掘削系探索をするには気温が丁度良い時期なので、雪が積もるまではエゾガロアムシ探索を続ける。
今シーズン中にあと4ヶ所調べたい場所があるが、全部は無理そう。


沢で見つけた怪しいキノコ
スッポンタケのようだが、何が怪しいのかというと、コレ「子供のお○んちん」にそっくり。
見つけたとき、思わず笑ってしまった。


おねいさん達はこのようなモノが好きですよね?


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