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Channel: 探索・採集・飼育みたいな雑記的記録
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今シーズン初遠征(落ち葉探りの外道な面々)

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前回の続き

今回の目的は異なり落ち葉層や石の下に潜むある昆虫数種を探し出すこと。
これらはエゾガロアムシやメクラチビゴミムシとは近からず遠からずと言ったところか。


ムカシトンボの終齢幼虫 Epiophlebia superstes
沢脇の石の下で発見。
羽化が近くなると水中から出て、湿った落ち葉下などで1ヶ月ほど過ごす。
他のトンボとは、ちょっと変わった生態。
生きた化石は魅力的だが、今回の目的の昆虫ではない。


エゾガロアムシ幼虫 Galloisiana yezoensis
そういえば今シーズン初ガロアムシとなる個体。
ここの産地では既に出しているので目的にしていなかったが、偶然?石の下から発見。
ガロアムシ愛が一定レベルに達するとガロアムシの方からやって来るのである。・・・と、これからのガロアムシ探索のハードルを著しく上げてしまう身の程知らずな発言。(あ~恐ろしや)




メクラチビゴミムシの一種 Trechiama sp.
この子も目的ではない。
湿った落ち葉層の下という浅い場所から出てきた。
今回の目的のひとつであるヒダカチビゴミムシでないかと喜んだが、よく見ると似ているのは体色だけ。落胆。
この個体、今まで見てきた北海道産(夕張山地・日高山脈)の個体と比べて、頭部が少し大きく見える事が気になる。


アリヅカムシの一種
体長は3mm弱。ヒゲカタアリヅカムシだろうか?
湿った落ち葉層の下から発見したが、付近にアリの巣はなかった。

この子も目的でないが、実はアリヅカムシは初見。一度探し出してみたかった昆虫なので、偶然とはいえ嬉しい。
北海道に分布するアリヅカムシ種類数は極めて少ない。これは研究が進んでいないからなのだろうか?


アリヅカムシの一種の側面
ハネカクシに近縁で、特異な形をしている。


で、本題はこれからで・・・続く。


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