石狩山地(大雪山)の亜高山帯(標高1300〜1400m)での探索。
もう少し標高を上げれば高山帯になる。
本当は高山帯で探索したいところだが、特別保護地区となるので、指をくわえることしかできない。
先日の大雨でかなりの増水があったらしく、沢付近の環境も荒れた状態であった。
それでもエゾガロアムシはたくさん確認することができたが、他の生物に関しては以前訪れた時に比べてかなり減っていた。
ダイセツヌレチゴミムシ Minypatrobus darlingtoni
和名に大雪山由来の「ダイセツ」とあるが、北見山地や夕張山地でも個体数は少ないが確認している。
さすがにここは本場であるので、個体数がやたら多く、沢脇の石の下からはかなりの確率で出てくる。(それでも以前の探索より少ない)
撮影した沢脇は薄暗く、撮影がうまくいかない。
フラッシュを使用するのは好きではないが、使用しても撮影技術が乏しいのでこんな感じになってしまう・・・
キソヤマゾウムシ Byrsopages kiso
高地に生息するゾウムシの一種。体長は9〜10mm
沢脇に落ちていた朽木下で発見。
じめじめした地面にゾウムシとは意外であった。
見たことのない種だったので、一応調べてみようと持ち帰ったのは正解だった。
側面
北海道では陳腐種であるハナウドゾウムシにやや似ているが、本種は上翅の点刻がハナウドゾウムシより小さく、点刻列はきれいに均等に並ぶ。
また微毛があるなどの特徴がある。
斑紋もあるようだが、擦れてほとんど確認できなかった。
※ 記事を15日と17日に分離しました。
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大雨後の亜高山帯
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