探索で遠征に行き、ノリウツギやオオハナウドなど花の群落を見つけると、ついつい面白いカミキリが訪花していないか確認してしまう。
ほとんどは陳腐カミキリばかりで徒労に終わるが、たまに珍が混じることがあるので、宝探し感覚で楽しい。
本命探索の成果が得られなかった場合、「ここまで遠征してただでは帰れない」という事もあり、訪花カミキリ探しを保険としてサブで予定に入れていたりもする。
以下は7月に見つけた初見のカミキリ達
下へ行くほど珍度が上がります。
オオハナカミキリ
幌加内町のオオハナウドに訪花
地味だけど陳腐なアカハナカミキリと比べ、渋さを感じる。
キヌツヤハナカミキリ
上士幌町のツルアジサイに訪花(左:♂ 右:♀)
最初、エゾベニヒラタムシが訪花していると思って、驚いた。
ベニボタルにも似ており、一見カミキリムシには見えない。
ムツボシアオコトラカミキリ
上士幌町のノリウツギに訪花
これは北海道RDBで希少種に指定されている北方系のカミキリ。
大量に訪花している陳腐ハナカミキリの中から、これらを見つけ出す面白さ・・・いや陳腐種がいなければどれだけ探しやすいことか。
ちなみにわたしが言う陳腐種とはアカハナカミキリ・クロハナカミキリ・ツヤケシハナカミキリ・ヨツスジハナカミキリ・ヤツボシハナカミキリ・マルガタハナカミキリ・フタスジハナカミキリ・キスジトラカミキリなど。
花の群落は、数日後には花のピークは終わっており、次に訪れた時は別の群落を探さないといけない事が多い。
ちょっと儚さすら感じるこの探索。
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花とカミキリと探索者は一期一会
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