最近、連勤&残業続きで疲れが取れない。怠いこと山の如し。
しかも下痢が続き、体重も体力も減少・・・
探索へ行きたい気分満々だが、行ったところでまともに探索できるのだろうか・・・
探索神:これgeckoよ、なにを弱音を吐いておる。
例のオサムシ各亜種を採集し、我への忠誠心を見せよ。
gecko:その前に回復魔法を・・・
探索神:ならぬ!
gecko:・・・御意!(エリクサーちょうだい!)
というわけで行ってきました。遠征へ。
名付けて「ピットトラップ遠征の旅」
場所は日高南部〜南東部。
道中、点々と仕掛けてきました。
地図を見ると釧路湿原や稚内遠征と比べて長距離とは言えないが、体力が落ちている現在、これはかなりキツイ遠征だった。
途中、ガロアムシ探索も予定していたが、無駄に疲労するだけとなり成果はなし。
これは別の機会にじっくりと行なおうと思う。
トラップを仕掛けた期間は8日間。
仕掛けた後、いきなり「リラ冷え」(北海道でリラの花が咲く5月下旬に一時的に気温が低下すること)と雨天もあり、芳しくない天気。
成果はあまり期待はできない。
で、その前に番外編から・・・
(何故なら疲労で結果をまだまとめていないから。結果はまずまず)
平取町の干潟
夜明け前にトラップ回収したため、薄暗い。
念のため懐中電灯を持って行ったが、現地で電源を入れると電池切れ・・・ふふふ。
ここでの目的はエゾアオゴミムシ。
まぁ、流木やゴミ下でそれなりに見かけるので、ある程度の確保は期待していたが・・・
エゾアオゴミムシ(平取町産)
なんと結果は、この雌1個体のみ・・・
個体密度が高いノーマルのアオゴミムシすら全く入っていなかった。
あれ?時期早かったかな?
出鼻をくじかれ、この後の回収結果に暗雲が・・・
訂正:後日、確認するとキベリオアゴミムシでした・・・
セアカオサムシ(平取町産)
♂×4 ♀×1
この子たちは普通に入っていたので、エゾアオゴミムシがいない原因が気温だとか時期が早いとかは考えられないような気がする。
他のオサムシはエゾマイマイカブリが1個体入っていたくらいか。
ニワハンミョウ(大樹町産) 左♂ 右♀
トラップ内に1個体入っていたので、もしやと思って付近の日当たりの良い裸地を探してみると、かなり局所的だが数個体見つけることができた。
実は本種は7年ぶりの再会となる。
アイヌハンミョウと同じく、飛行速度が速く、飛行距離も長いので、途中で見失ってしまうことが多かった。
そのため着地を狙って捕獲するより、裸地脇の草地に潜んでいる個体を追い立てて飛翔した個体を追いかけて網で捕獲した方が効率良かった。
裸地脇の草地に潜んでいる個体は、裸地で十分に日光を浴びている個体と比較すると、飛行速度は遅く、飛行距離も短い。
シロオビヒメヒカゲ(大樹町産)
あら?もう発生しているんだ。(というかトラップ結果じゃないですが)
よく見る機会がある千歳市産はもう少し帯が細いが、この個体は後翅の白帯がとても太くて立派だ。
林道脇の崖にはエゾノキリンソウもあったので、もう少ししたらジョウザンシジミも見られるのかもしれない。
それにしても、何処へ行ってもマダニが多い。
今回はゴマ粒よりも小さい幼虫サイズがたくさん付着した。
ホントなんとかならないものだろうか。
↧
ピットトラップ遠征の旅?
↧