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Channel: 探索・採集・飼育みたいな雑記的記録
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限界突破計画

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先日、道東方面(釧路湿原)へ探索した際、途中ガロアムシの生息していそうな場所をチェックしながら運転し、帰りに立ち寄り確認してみることにした。
場所は白糠町の山地。
生息地である日高山脈とは広大な十勝平野が間にあるので接していないが、東大雪側から山地が連なっているので、生息している可能性はある。
なかなか訪れる機会のない場所なので、なんとか1回で結果を出したいところ。


山地の谷
見た目は良さげな感じだが、付近は疎林で日当たりが良すぎて地面が乾燥している。
経験上、不安を感じる。


それでも、なんとか伏流水が染み出ている湿った地下浅層のある斜面を見つけ出した。
生息地である日高山脈や夕張山地なら、まず生息しているであろう特A級物件。
いいじゃないですか〜!!
期待が高まる!胸躍る!
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しかし掘れども掘れどもガロアムシは出ず。
それどころかコムシやジムカデなども稀。ゴミムシは皆無。
場所を何ヶ所か替えてみたが結果は同じ。

どうもこの辺りの山地は疎林(伐採林も含む)ばかりで、谷部にまで日光が当たり、乾燥気味になっているのが原因らしい。
斜面の土壌は乾燥し、崩落している場所も多かった。
ガレ場や礫層はあるので、付近が薄暗く、湿ってさえいれば最適な生息環境となるだけに勿体無い。

今回はガロアムシの生息を確認できなかったが、一部の調査なので、この地域に生息していないとは断言できない。
次回はもう少し東大雪に近い場所(足寄町や陸別町あたり)を探してみようと計画中。
今シーズンは北海道のガロアムシ未確認生息地を徹底的に調査し、分布域を明確にしていきたいと思っております。
そのため遠征が増えるので、体力的に心配。
どうなることやら。


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