昨年に採集したアポイマイマイが産卵した。
カタツムリ飼育を始めて日の浅いわたしにとって、カタツムリの生態は想定外の事が多い。
卵の色は白色で黄色を帯びない。
球形で直径は1.8〜2mmほど。
飼育中のブドウマイマイ(卵直径2.5mmほど)やホンブレイキマイマイ(卵直径2〜2.3mmほど)と比較してやや小型の卵であるが、本種は殻径約10mmという小ささから、この卵の比率はとても高い。
親貝の体積から多産は不可能という事は容易に想像できる。
1回の産卵で数個が限界だろう。
(ちなみに飼育下でブドウマイマイは1回の産卵で160個、ホンブレイキマイマイは108個であった。)
実際、この個体は1回の産卵で産み付けた卵は2個のみ。
(親貝の上側にあるのが産卵した卵×2)
まとめてみるとこんな感じ。↓
上から上面・側面・卵
※ 合計数は、個人の飼育下における1回の産卵で産み付けた卵の数
何故、関係のないエゾガロアムシを載せているのかは、ただ余白があったから遊んでみた。(ガロアムシ愛)
現在、アポイマイマイの産卵合計は6個。
卵期はどのくらいか、のんびり待つとしよう。
また、本種と近縁のタカヒデマイマイも飼育しているが、こちらはまだ産卵していない。
本種よりやや大型の種(殻径約13mm)ではあるが、同様に大型卵で少産タイプだろうか。
産卵が楽しみである。
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アポイマイマイ産卵
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