札幌近郊の上流部(山地)と下流部(海岸〜河口)2ヶ所を同日に探索してみた。
自宅はそれらの中間地点にあるので、移動は実に効率が悪い。
まずは札幌市南部の山地
日当たりの良い場所は雪が融けて地面が見えていたが、大部分は写真のように残雪多く、まだ春とは言えない。
カタクリやエゾエンゴサクどころかフクジュソウすら咲いていない。
セッケイカワゲラ類もこの時期に普通に歩いている。
確認したセッケイカワゲラ類の一種Eocapnia sp.
左:♂(体長6.5mm) 右:♀(体長8mm)
雄の腹部側面を確認すると肛上板の形状が似ており柄がなかった。
おそらく前回札幌市の別の場所で採集した個体と同種だろう。
他に得られるものがなかったので、早々に切り上げ、場所を石狩砂丘海岸林へ移動。
融雪プール
この辺りはほとんど雪が残っていないが、今年も探索に支障をきたす程、大量の水で覆われていた。
この水量が一年で消失するとはちょっと考えられない。
もしかするとここ数年、このプールは干上がっていないのかもしれない。
キタホウネンエビの幼生が見られると思ったが、ケンミジンコとボウフラばかり。
今年はハズレ年か?それとも発生が遅めか?
結局ここでも得られるものがなかった。
河口付近に移動し、朽木で越冬中のアオホソゴミムシを探して帰ろう・・・
アオホソゴミムシ
適度な朽木が乏しく、1個体しか見つけられなかった・・・
運がない日は、何をしてもいい結果が得られない。
この日は探索神に見放されたと諦めるしかない。
早めに切り上げて家で寝ていた方が、日頃の疲れが取れて良かったかも。
もう少し暖かくなって雪が融けてもらわないと、出掛けても徒労に終わる。
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不完全燃焼的探索
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