今回は東大雪と阿寒の山地の中間部にある陸別町でのガロアムシ分布調査。
ここでの確認の有無で、今後のガロアムシ探索の方針が変わる重要な探索と言える。
この日の天気予報は雨。
小雨ならブヨも出てこないし、気温も低いのでこの時期は歓迎だ。
数日前、38度以上の熱を出し、会社を早退して病院で点滴を受けてきたので、体力面でもバッチリ。(?)
な、なにぃ!人類はいつの間にワープ技術を開発したんだ!
よし、東北へ行くときはここを通ればいいだろう。
途中で通過した置戸町にて
人が訪れない山奥の林道をひたすら走り目的地到着。
意外に川幅が広かった。
エゾハルゼミも鳴かない雨天。ブヨが群がらないのはいいが、雨具を着用しているので蒸れる。
怪しい斜面を発見。
雨天は地面が濡れるので、どの斜面も怪しく見えてしまうのが難点。
ちょっと掘ると、レンガ色というかピンク色っぽい層が出てきた。
なんだ?ここの地質。ここ大丈夫か?
たまに出てくるハチ。
晩秋、集まって礫層内で越冬しているが、これが出ると良い結果が出ない事が多いので、ハズレバチと呼んでいる。
ただ、環境としては最適で、ナガコムシもちらほら出てくるので、可能性ありと信じ掘り続ける。
エゾガロアムシ掘り出し成功。
若齢幼虫がたくさん出てくる。
経験上、若齢幼虫がまとまって出てくるときは、近くに産卵したと思われる雌成虫が出てくる事が多く、成虫はその1個体しか出ない。
やはり出た雌成虫。
そしてその後、成虫は出てこなかった。
この探索で、さらに分布域を広げることができ、今後の分布域拡大に期待が持てる結果となった。
次回から、更に遠い未確認地域へ遠征予定。疲れた・・・
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