ある依頼探索の後、某所にある河畔林へ立ち寄ってみた。
ここは時期になるとジャコウカミキリが発生する場所で、今の時期ならエゾカミキリが見られる。
そう、今日は夏至。
一見晴れていてカミキリ日和と言いたいところだが、2時間前まで雨が降っていた。
しかも風が強い。
下草は濡れていて、地面はオカモノアラガイやヒメマイマイだらけ。
カタツムリはお祭り状態だが、これではカミキリ類は期待できないだろう。
ヤナギシリジロゾウムシ Cryptorhynchus lapathi
ヤナギに付いている甲虫といったらコレばっかり。雨天でもお構いなしで枝に付いているんだろう。
やはりエゾカミキリは枝に付いておらず。
雨天を避けてヤナギの幹下の地面に潜んでいるかもしてないと、そ~っと下草を掻き分けてみると・・・
エゾカミキリ Lamia texor
はい、でた。予想的中でニンマリしたが、この個体以降、出てこなかった。
いつもそうだ。
予想は直ぐに的中するが、以降成果が続かない。
早々に結果が出るからこの作戦に執着していまい、作戦変更することができず、無駄に費やしてしまう。
1度結果が出ると気が緩むのかもしれない。昔から集中力が続かない性格。
この性格はもう治らないな・・・
それにしても、このカミキリは地味だが、実にいい雰囲気を醸し出している。
ウラガン!あのカミキリをキシリア様に届けてくれよ、あれは、いいカミキリだ!
ぐふっ。
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短期集中型探索
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