先日、キタホウネンエビ採集の案内&助っ人してきた。
この日は5月10日で、シーズン終了している懸念があったが、10日に確認した年もあるので、少なからず見つかるであろう。(楽観視)
キタホウネンエビ生息地
数年間、大量の水で覆われた融雪プールだが、今年はやや少なめだった。
今年は積雪が少なかったのだろうか。
水深も浅く、ウェーダーでなく長靴でも探索できる場所もあるが、油断するとずっぽり深みに落ちる。
これなら簡単に探せそうだ・・・が、
あれ?・・・いない。
あんなことやこんなことをしても全く見当たらない。
見つかるのはボウフラとアマガエルのオタマジャクシくらいで、ミジンコ類もかなり少なかった。
う~ん、やはりシーズンは終わっていたようだ。
5日ほど早ければまだ確認できたのかもしれないが後の祭り。
ヒメヒラマキミズマイマイ Gyraulus pulcher
殻径が約3mmの小さな貝。
ここの融雪プールに貝がいることは、以前に確認していたので知っていたが、夏には干上がる融雪プールからどう生き延びるのか不思議だった。
調べてみるとこの貝、鰓がなく水中呼吸ができないため時々水面に出て直接呼吸するという。
なるほど、それなら水のない時期もやり過ごせる事も可能だ。
今回の探索は残念な結果となったが、微力ながら興味深い研究に協力できる事は実に恵まれていると思う。
勉強にもなるし、研究内容の詳細を聞くだけでワクワクしてしまう。
近年、趣味ではなく研究として「採集」や「産地への同行案内」などのお誘いが増えてきているので、できる限り協力していきたい。
↧
ebi navigation
↧