前回の続きです。
場所を変え、アイヌハンミョウの撮影をしてきました。
ポイントに到着するなり小雨が降り出しました。
完全にわたしを拒絶しているようですが、小雨くらいじゃわたしを諦めさせることはできませんよ〜。
ふふふ・・・
でも、晴れて暖かい日に活動するハンミョウがこんな天気で現れるはずはありません。
仕方がないので、潜んでいそうな石や流木下を確認することにしました。
早速、流木の下でアイヌハンミョウを確認(これは雌)
あっさりと出てきたので、ちょっと拍子抜け。
一応、雄の大顎の特徴を確認。
先端がへら状になっているので、正真正銘アイヌハンミョウです。
こんな石の下を探すと・・・
こんな感じで出てきます。
1個体の場合もありますが、複数集まって潜んでいることも多かった。
普段河原の小石上にいると保護色となって見つけづらい体色と斑紋が、石の下に潜んでいる個体は上翅の白色斑紋が目立ちます。
北海道RDBで絶滅危惧?類(VU)に指定されているが、ここまで出てくると嬉しいというより、ちょっとひいてしまいます。
(13個体おります)
この一帯1〜2時間くらい本気で探せばどんぶり一杯採集できるかもしれないほど個体密度が高い。
しかも俊敏に飛び回って捕虫網を使っての採集も容易ではないはずのアイヌハンミョウが、寒くて動かないので撮影も容易であります。
まさに怪我の功名。
この個体は巣穴のような場所にいたが、越冬中だったのだろうか?
春の増水時に水没する場所だから違うかな。
アイムハンミョウ生態撮影のチャンスと思い、いろんな角度から接写しましたが、どの個体も「活き活きさ」というものが感じられないのは気のせいか???
ヤラセっぽさが感じられ、ちょっと不満。
そういえば、この場所はエリザハンミョウやコニワハンミョウも多いはずだが、今回の天気のような場合、どこに隠れているのだろうか?
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河原探索ときどき雨
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