今シーズンもオシマルリオサムシをピットトラップにて狙ってみた。
毎年雄は得られるが、恥ずかしながら雌はボウズ。
つくづく運が悪いのか、雌の割合が低いのかは分からないが、とにかく捕れない。
雌さえ得られれば、オシマルリオサムシに終止符を打ち、速やかに次の目的に移りたい。
場所は前回同様、ヒグマの出る山奥の林道(撮影し忘れ)
カップ数は約90個
期間は6日。予定としてはもう少し長く設置するつもりであったが、設置日翌日から大雨を含む連日雨天となり、誘導液(酢)が薄まることの誘導効果低下と、カップ内の捕獲昆虫が水を吸って早々に腐敗してしまう恐れがあるため、一旦回収し、仕切り直すことにした。
もちろんこういった事情なので、成果は期待できない。
回収日も道中はずっと濃霧や大雨であったため、何度か途中で回収を諦めようと考えたが、現地に近づくにつれ、雨は弱くなり、最終的に回収には支障ない程度に天気は回復していた。
ただ再び降り出してもおかしくないので、速やかに回収。
無風&多湿なため、下車と当時にかなりの蚊が群がってきて歓迎を受ける。
調子に乗って車内にも入り込むので、処刑させて頂いた。
カップに入っていたオシマルリオサムシ
期待はしていなかったが、一応成果あり。
エゾマイマイカブリは程々に入っていたが、他オサムシとゴミムシ類は昨年の半分以下。
やはり天気の影響は大きい。
その代わりと言ってはなんだが、エゾマイマイカブリを上回る数のトガリネズミが入っていた・・・
どうやら雨の日はトガリンが活発に活動するらしい。(写真上のカップにも1匹入っている。)
偶然カップに入るのか、酸臭に誘引されるのか分からないが、カップに入って絶命している姿を見ると、実に申し訳ない気分になる。
このトガリンを放置すると、ゾンビ化して腐敗してモンシデムシ類を誘引して大変な事になってしまうので、早めに回収したのは正解のようだ。
オシマルリオサムシ
入っていたのは2個体という少なさだが、天気を考えると妥当な成果だろう。
左の青い個体は、上翅条線の途切れが甘く、オシマルリっぽくない。体型もややずんぐりしている。
一方、右の緑色個体は、前胸背部の横幅が狭く、ややスレンダーな体型。
見ての通り、残念ながら2個体とも雄。つくづく運が悪い。
一応、仕切り直したので次回こそ雌が入ることを期待する。
・・・が、設置した翌日からも、雨天が数日続くことになった。つくづく運が悪い。
こりゃ今シーズンは期待しない方がいいかも。
次回雌が得られないと、来年も仕掛けなくてはならないのか・・・と思うとウンザリする。
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天気に負ける
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