謎の声:これ、いつまで惰眠を貪っておる。そろそろ目覚めるのだ・・・。
gecko:誰だ・・・朕の眠りを妨げる者は?
ん!?
あ、あなた様は!!
探索神!!
探索神:geckoよ、冬は終わった。探索を開始し、高らかに春を宣言せよ!
gecko:御意!
というわけで、今シーズン初探索は、毎年恒例「エゾサンショウウオの産卵確認」であります。
昨年は雪解けが遅く、例年より数日産卵が遅かったですが、今年は更に状況悪化。
3月になっても大雪&低温の異常気象が続いため、未だに札幌市内の住宅地でも多くの雪が残る始末。
産卵は大幅に遅れるのではないかと思ったり・・・
昨年の記事(2012年4月10日)はこちらなので参照にしてください。
それにしても1月上旬から今までの3ヶ月間、冬期とはいえ一度も探索に行かなかったというのはわたしにとって珍事。(それほど昨シーズンの冬を嫌っておりました)
体も大いになまっていることでしょう。掘削系探索のために少しずつリハビリ探索しないと。
それでは春を探しに出発です。
4月9日AM5時30分 札幌市内某所
(毎年エゾサン卵を確認するマイフィールドの中で早く産卵確認が期待できる場所)
7日からの爆弾低気圧による恵みの雨(?)の影響で、予想以上に雪が融けてくれたようです。
水溜りを確認できたので一安心。
気温が高くなっても、やはり雨が降らないと融雪に拍車がかかってくれませんね。
しかし、昨晩この辺りの気温は氷点下だったらしく、水面はしっかり凍っておりました。これはヒドイ・・・
薄氷なので、棒を使って氷を割りながらエゾサン卵を探すも、全く見つからない。
割った氷も邪魔で障害となり、益々探しづらくなる。
う〜ん、やはり少し(2〜3日)早かったか・・・
しばらく念入りに探しても見つからず、諦めかけた頃。
水に沈んだ1本の細枝に小さな白色のもやもやを発見。
今シーズン初のエゾサンショウウオ卵嚢
「春」ゲットです!
小さすぎてゴミかと思った。
卵嚢がまだ水を含んで膨らんでいない状態から、昨晩か数時間前に産卵した産れたての卵のようです。
残念ながら成体は近くにいなかった。
エゾサン卵を手に乗せて春を体感。
というか水がびっくりするくらい冷たかった。
結局その後、卵はこの1つしか見つからなかったので、この場所の第一号卵ではないかと思われます。
もし、昨日の朝に訪れていたら、卵を見つけることはできなかったでしょう。
グッドタイミングでした。
今晩からぼちぼち産卵祭りが始まりそうな感じがしますよ。
キタキツネも祝福してくれました(?)
というかエゾサンの成体を捕食しに現れたのかも?
ハンターの顔しております。
エゾサン産卵を確認したので、春到来を高らかに宣言いたします。