エゾハンミョウモドキに興味をお持ちの貴兄たちがおられるようなので、リクエストにお応えして探索してみた。
場所は数年前に実績のあった湿地で、その後の度重なる記録的大雨の影響で壊滅的被害にあい、以降エゾハンを見かけなくなったが、昨年は多くのヒメハンミョウモドキなど湿地性ゴミムシを見かけるまでに環境はかなり回復している。
さて今年はどうでしょう。久々にエゾハンと再会できるか?
朝7時に選挙に行き、朝食も取らずにそのまま出発。
例のオオイチモンジを狙う爺クレイ爺たちが林道を占拠する中、それらを横目にポイントへ。
ドロノキにトラップを短冊のようにたくさん吊るしている爺クレイ爺がいた。なんかの宗教かよ・・・
以前は周辺にヤナギの林があったが、もうその姿はなく、すっかり開放的な環境になってしまった。
昨年より小川周辺にスゲなどの植物が増えているような気がする。
湿地内に入り地面を見ると、いきなり緑ヒメハンっぽいものが足元を歩いていたので、ヒメハン第一号として撮影しようと捕まえたら・・・
ん?この子、エゾハンじゃないの!
第一号がエゾハンとは驚かせてくれる。
しかしコレ、偶然ではなかったようで、その後もエゾハンが現れる。
10分くらいで3個体確保。
ちなみにヒメハンは全く見かけなかった。 ウソのようなホントの話。
ということは、 ヒメハン0に対しエゾハン3
ここはエゾハン100%の場所なのだよ!!(飛躍しすぎ)
これで貴兄らも満足して頂けるに違いない。
注:ツノヒゲゴミムシやセボシヒラタゴミムシは普通におります。
ヒメハンも環境変えて探すとたくさんいるはず。
交尾中
おいおい、君たち、今置かれた状況を把握しているのかね?
最近の若者は・・・
リア充め、仲良く標本にしてあげよう。
左:♂ 右:♀
やはりヒメハンと比較すると、高級感があります。
環境は、スゲやトクサなどの草がある環境。
ヒメハンが好む日当たり良好な泥裸地より、なにかしら隠れる場所がある環境が好みらしい。
棲み分けしているので、ここで緑のなにかが走ったら、エゾハンと思って間違いないだろう。
さて、これ以上探索してヒメハンが出てきたら折角の驚愕的比率が変動してしまう。とっとと離脱することにしよう。
たぶん下車してから探索終了まで30分もなかったと思う。
最近ハードな探索が多く、これからも予定しているので、この日の探索は体力温存できて良かった。
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エゾハン100%
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