苦労して採集した昆虫は、綺麗な姿で標本にしたいと思うのは当然のこと。
しかしバッタは、トンボに匹敵するくらい乾燥標本を標本箱に納めることが残念な昆虫。
触角や後肢がやたら長い種が多いので、悲しいくらい無駄にスペースを食ってしまうし、写真のように生きていた時の体色を維持することが困難。(ちなみに生体は緑色だった)
いろいろと退色防止の方法はあるが100%でない・・・というかスマホゲームのガチャくらい低確率の成功率。たくさん標本を作製して成功したものを選択するので、個人的に好まない方法。
ヒラタクチキウマのように、元々枯れたような体色の種は、体色の変化が少ないのでいいけど。
バッタは液浸標本が体色の変化も少なく、処理も簡単だけど、やはり標本箱に納めて鑑賞したいと思ってしまう。
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むなしき枯れ葉色
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