ヤマトシロアリのコロニーを観察しました。
目的は腹部の発達した女王アリの撮影。
比較的大きく発達したコロニーのある朽木を丁寧に粉砕しながら探したんですが、結局見つけることはできず。
(新しいコロニーは女王が若いので腹部が発達しておりません)
コロニーの深い場所(材の硬い中心部や地中深く)にいるらしいので、見つけるのはやはり難しかったです。
羽アリ(新女王または新王)の時期なので、今回飛行前の羽アリをたくさん見かけた。
これから大空を羽ばたく予定(そんなに飛行能力は高くないらしい)の割には、光を嫌う性質は偽職アリ以上で、直ぐに巣穴の奥に入り込んで逃げてしまいました。
それにしても羽アリはシロアリという名に反して、全身ほぼ黒色で、翅まで黒い。
これはもう黒アリです。いや黒シロアリか・・・(訳わからん)
羽アリの上にいる個体はニンフ(羽アリ手前の状態)っぽいのだが翅芽がない。
どうやら副生殖虫(副女王または副王)のようです。
女王や王が欠けた時に複数発生する・・・ということはここのコロニーは女王が不在?
副生殖虫
いくつかのコロニーを調べてみたが、どれも副生殖虫が出てきて女王は不在。
コロニーが大きければ良いってものでもないらしい。
写真左の個体は羽が取れてしまった羽アリで、右はコロニーの中にいた個体だが左の個体よりやや大型となっている。
もしかすると若い王か女王かもしれない。
やはり曖昧な個体よりは、腹部の大きく発達した女王を見てみたいところです。
体力&気力があれば仕事前の早朝に何回か散歩がてら(?)探してみようと思っておりますが、女王を見つけだすコツというものはあるのだろうか?
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白と黒は表裏一体でアリます。
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