ヒグマを怖がっていては北海道で探索なんかできない。
出会わないように十分に対策をしているなら、怖がるのは出会ってからでも遅くない。
恐がりながら探索するなんてナンセンス。あとは運の問題。
・・・最近、そういう考え方になってきた。(ある意味危険)
ヒグマの糞
なので、探索中にヒグマの糞を見つけても、探索を中断しようとは思わなくなった。
それどころか、なにか変った糞虫でもいないかと糞を物色する始末。
(もちろん深入りはしないし、新しい足跡があったり、危険を感じたら引き返すようにはしているが)
で、今回はヒグマ糞下からエンマムシモドキとクロマルエンマコガネが見つかった。
新鮮な糞ではなかったので(おそらく1〜2日は経過)、それなりに糞虫がいると思ったが、随分少ない結果に。
ハエすら集まっていなかった。
経験上、エゾシカやエゾタヌキの糞と比べてヒグマ糞は糞虫の集まりが悪いように感じる。
ヒグマ糞はそれほど臭わないからだろうか?
エンマムシモドキ
樹液に集まり、そこで小昆虫を捕食するが、稀に糞にも集まるらしい。
糞を食べるのではなく、そこに群がるハエの幼虫などを狙って集まるのであろう。
この糞では2個体確認。
クロマルエンマコガネ 左:♂ 右:♀
糞虫の中では陳腐種、エゾシカやエゾタヌキの糞でもお馴染み。
この糞では雌雄の2個体確認。
この時期はこんなものだろうか・・・
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恐怖心を上回る糞探究心
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